実録!出会い系プロファイル(体験談・優・ワクワクメール)

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スペック

ニックネーム:優
年齢:30代後半
ルックス:★★★☆☆
スタイル:普通
サイト:ワクワクメール

優の場合

家出決行

ワクワクメールでのニックネームはひまわり。
数通でのやり取りで、LINEに移行した。
LINEでの名前も多分適当だろう、優さんという。
優さんは既婚者だ。ダンナとの仲は特に悪いというわけでもないが、時々家出をするのだという。
まぁ、気分転換みたいなものなのだろう。
今週末、家出を決行するという。そして、家出の宿泊先は、僕の家の隣町の、国道沿いのラブホだ。
これは都合がいい。
正直、優さんの住みは、ちょっと遠いと思っていたのだ。
遠くまで会いに行って、戦果無く帰るのは、ダメージが大きい。
その点、この距離なら、ダメージは少ない。
しかも、待ち合わせ場所がラブホとなれば、もうHへの最短距離ではないか!
仕事を終えた僕は、待ち合わせのラブホへ一目散で向かった。
但し、若干の不安もあった。
あまりにも出来過ぎてる話だ。
初対面の待ち合わせ場所がラブホ。しかも金銭も話も無い。
美人局かもという不安はあった。
念のため、財布から、カード類や免許証などは全て抜いておいた。
最小限の現金を財布に入れ、予備の1万円札1枚を、ズボンのポケットに入れておいた。

100インチの大画面テレビ

ホテルに着いた僕は、LINEを入れ、告げられた部屋に行った。
部屋のドアはすでに開いており、優さんが迎えてくれた。
部屋は広めで、100インチはあろうかという、巨大な液晶テレビが備え付けられていた。
優さんは、食事もお風呂も、もう済ませているという。
僕は、お風呂に入った。
脱いだ服は、風呂場のドアの前、擦りガラス越しに見える位置に置いた。出会い系で女性と会い、ホテルに入った場合は、いつもこうしている。脱いだ服が、常に視界に入るように。
出会い系で会う女性を100%信頼してはイケナイ。これは鉄則だ。
風呂を手早く済ませて、部屋に戻ると、優さんは、その100インチのテレビでAVを鑑賞していた。ほとんど実物大の大迫力だ。
僕は言った。
「目の前でヤッてるみたいだね」
「うん。なんか凄い」
優さんはこう返した。
優さんの腕を取り、ベッドに連れて行き、そのまま、Hへ。
今日は、なんて効率の良い日なのだろう。
優さんは、浮気や不倫がしたいわけではなく、ただ、Hがしたいだけのようだ。そしてそれは、僕も同じだ。
不倫は面倒だ。かといって恋愛は、ステップがまどろっこしい。
Hしたいだけの優さんと、Hしたいだけの僕。利害は完全に一致していたのだ。

このまま泊まっていくから

2回戦を終えた僕は、もう帰りたくなってしまった。
明日も仕事があるからと、適当な理由をつけて、帰り支度をした。
「この部屋いくら?」
僕は、部屋の料金を聞いた。
「お金はいいよ、私泊まっていくから。」
「う~ん、なんか悪いよ。そうしたら、次回は僕が払うから。」
「うん、そうして。」
僕は、ヒット・アンド・アウェイで、そのまま帰った。
まるで、デリヘル嬢になった気分だ。
手間も、お金も一切掛からなかった。
出会い系なのだから、こういう日もあっていい。

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