スペック
ニックネーム:クミ
年齢:30代後半
ルックス:☆☆☆☆☆
スタイル:スレンダー
サイト:ワクワクメール
クミの場合
フィーリング重視
フィーリングを重視するので、写メ交換はしないとのことだった。
ワクワクメールでのプロフィールが全般的に、上から目線のところが気になった。
何より気掛かりなのは、ワクワクメールへのログインがPCであるところだ。
PCログインは業者の可能性が高い。
しかし業者であるならば、むしろ写メは客を釣るために積極的に見せるはず。当然その写メは、別人なのだが。
若干の安心材料は、交際ステータスがバツありになっている点だ。もちろんプロフを信用すればの話しだが、少なくとも結婚は出来たというスペックと言える。
僕は頭をフル回転し、思考巡らせた。業者か?素人か?
僕はワクワクメールのサイメから、LINEでのやり取りを提案した。
LINEでのやり取りの提案は、最大の目的がポイント節約であることは言うまでもないが、それだけではない。
CB、業者判定にも有効であるし、何より、LINE交換に応じてくれる場合、会える可能性がグッと高まるのだ。
人は嘘をつくときほど饒舌になる
クミさんはLINE交換に応じてくれた。
ただし、外出先ではLINEは使わず、家でPCでしかLINEはやっていないとのことだった。
僕は、それではLINEの意味がないのでは?と問うと、次々と理由を並べてきた。
人は嘘をつくときほど饒舌になる。
僕はピンと来た。
要するに、金がなくてスマホの基本料が払えず、ガラケーなのだと。
金の有無などどうでもいい。肝心なのは、ヤレるのかヤレないのか?その一点しかない。
僕はアポを取り付けた。
アフリカ系宇宙人
外出中はショートメールでやり取りしたいから、電話番号を教えて欲しいと言ってきた。
ほらね、クミさんは金がない。当たりというより、僕の予想以上。メールすらやっていない。ガラケーのネット利用料さえも払えないのだ。
まぁ、それはいい。ヤレるか?ヤレないのか?それが問題なのだ。
待ち合わせ場所のドンキホーテのエスカレータに現れたのは、強烈な天然パーマと醜悪なアトピーを持ち合わせた、アフリカ系宇宙人とでも呼ぶべきものだった。
まさに地雷。それも僕の想像を遥かに凌駕する、核爆弾だ。
思わず二度見し、そして目を逸らした。
僕はその場で逃げたくなった。しかし、敢えて逃げなかった。
こういう地雷には、えてしてヤリマンの上玉の友達がいたりする。
それにこの手の地雷はネット利用率が高く、ヘタを打つと、ネットの裏サイトに書き込まれる。
予めチェックしておいたカフェはパスして、一番安いサイゼリアに行った。それでもこの地雷に対しては高いくらいだ。
僕はドリンクバーだけを注文したが、この地雷はしっかりとご飯を注文した。それも大盛で。
さらにドリンクバーは3杯もお代わりした。
ここまでくると、むしろ清々しいくらいだ。
出会い系をやっていれば、こんな日もある。
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