どうした?わくわくDB
ワクワクメールの裏情報共有サイトとしておなじみの「わくわくDB」がで、最近になってメンテナンスが頻発している。
2011年に開設され、2016年に本家のワクワクメールが会員Noの非表示化に踏み切り、それに合わせて仕様変更した以外、初期に機能の追加はあっても、基本的に大きな変更はない。
なぜ今になって、メンテナンスによるシステム停止状態が多発しているのか?
おなじみ三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニアストラテジストの小林一郎さんと共に、その真相を探る。
わくわくDBへのハッキングが原因?
筆者
「お久しぶりです、小林さん。最近お目にかかりませんでしたけど、どうされていたんですか?」
小林
「はい、しばらくの間、鳥取支社の方にいまして。おかげで砂埃まみれです。」
筆者
「なるほど、栄転ですね!」
小林
「いいえ、左遷です。経費の使い込みと、上司の妻との不倫、部下の盗撮、新人女性へのセクハラが上司にバレまして」
筆者
「・・・クビにならないんですか?」
小林
「その辺はストラテジストですから、上司の部下2人との不倫をバラされたくなければ、元の部署に戻せと・・・」
筆者
「なんだか楽しそうな会社ですね。まぁ、その辺りは後ほど鳥貴族でじっくり伺うとして、早速本題に入りたいと思います。わくわくDBのメンテナンスがこのところ頻発しています。どうしたのでしょうか?やはり膨大なデータの処理によって、サーバーに負荷がかかりすぎていることが原因なのでしょうか?」
小林
「おそらく、それは原因ではないと思います。確かにわくわくDBには大量のデータが登録されていますが、データベース的にはそれほど問題になる量ではありません。一件、一件のデータはごくわずかですし、データベースとしも単純です。何より、2016年に起きたワクワクメールの会員No非表示化に対応して仕様変更した結果、事実上、それ以前のデータはリセットされたも同然ですから。そう考えると、むしろデータ量は2016年以前より、ぐっと少なくなっています。」
筆者
「では、何が原因だとお考えですか?」
小林
「おそらく、ハッキングへの対策が原因ではないかと思います。」
筆者
「ハッキングですか?!」
小林
「はい。プログラム的な問題なら、このシステムの開発者なら修正できるはずです。しかし、ネットワークへの侵入となると、話は別です。プログラムの知識とネットワークの知識は別物だからです。事実、データが流失していると考えられる事案も存在します。」
筆者
「しかし、ハッキングは犯罪では?」
小林
「そのとおりです。わくわくDBがレンタルサーバーを利用して運用されているのならば、レンタルサーバー会社が通報し、事件化するでしょう。また、それ以前に、レンタルサーバーの場合、ハッキング対策は当然高いレベルで取られているので、ハッキングするのは容易ではありません。しかし、わくわくDBが、開発者の自宅サーバーで運用されていると仮定するならば?」
筆者
「えっ?!自宅サーバー?」
わくわくDBは自宅サーバーで運用されている?
小林
「はい、その可能性は十分にあると思います。」
筆者
「小林さんの仮定の根拠は?」
小林
「レンタルサーバーのハッキングとなると、セキュリティのハードルは高いですし、レンタルサーバー会社に被害届を出されて事件化され、ハッカーは逮捕されてしまいます。」
筆者
「被害届を出されて逮捕されるのは、自宅サーバーでも同じでは?」
小林
「どうでしょう?被害届を出せるでしょうか?」
筆者
「あっ!」
小林
「そうです。運用しているものがワクワクメールの裏サイトだけに、開発者は被害届を極めて出しにくいものがあります。また、被害届を出せば、開発者の身元も明らかになります。開発者にとって、身元が明らかになることは最も避けたい事態でしょう。」
筆者
「なるほど、身元が明らかになれば、本家のワクワクメールも黙っていない可能性もありますね。」
小林
「根拠はそれだけではありません。そもそも、わくわくDBはデータの量にかかわらずレスポンスが遅いということがあげられます。本家ワクワクメールの会員No非表示化に伴い、事実上、データはリセットされたことは先ほど言いました。それ以前のデータとは別物で、繋がりが無いからです。にもかかわらず、レスポンスは遅いです。レンタルサーバーであれば、これほど遅いのは致命的です。しかし、自宅サーバーであれば、そもそも回線が極めて細く、サーバーあるいはPCのスペックもレンタルサーバーほどハイスペックではないと考えられるので、回線の多少の混雑によって、レスポンスが遅くなるのも筋がとおります。」
筆者
「さすが小林さん。自宅サーバーであれば、セキュリティが低くてハッキングされる可能性もあり、しかもハッキングされても被害届を出せない。さらに、レスポンスが遅いのも辻褄が合う。小林さんの説明は理にかなっています。」
小林
「あくまでも、私の推測の域をでませんが。」
筆者
「いえいえ、私も小林さんの推測に賛成です。本日は、小林さんに、わくわくDBは自宅サーバーで運用されているという大胆は推測について解説して頂きました。本日もお忙しいなか、大変ありがとうございました。また何かありましたら、よろしくお願いします。」
小林
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
筆者
「じゃぁ、これから鳥貴族で一杯いきますか!私としては、わくわくDBのことより、先ほどの話の方が興味があります!」