ワクワクメール・アクセス障害続く。今なにが起きているのか?
追補
新わくわくDBは、旧ワクワクDBが新IDに対応し、混乱を招くとの考えから、閉鎖されました。
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2016年4月13日
(新)わくわくDBマニュアルを公開しました。
前回の【号外】ワクワクメール攻略マニュアル・会員No(ID)表示廃止の衝撃に引き続き、三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニアストラテジストの小林一郎さんに解説に起こし頂いています。
会員No(ID)非表示後、サイトへのアクセスが集中。サイトに繋がらないアクセス障害、不安定の状態が続く
筆者
「小林さん、ワクワクメールが会員No(ID)表示の廃止を行ってから、サイトへのアクセス障害、システムの不安定化が続いています。この原因として、何が考えられますか?」
小林
「はい。会員No(ID)表示廃止の真偽を確かめようと、サイトへのアクセスが集中していることが考えられます。」
筆者
「相当なインパクトのあるシステム変更でしたものですものからね。会員が一斉にサイトにアクセスを試みようとしているのでしょうか。」
筆者
「はい。ワクワクメールの他サイトとのの大きな違い、特徴は会員No(ID)の表示、検索機能にありました。それがいきなり出来なくなったわけですから、会員の間に動揺が広がっています。
とりわけ、ワクワクDBユーザーには、死活問題となっています。ワクワクメールは、ワクワクDBとセットで活用されているところがありましたから。それがいきなり、ワクワクDBが無力化された訳でありまして。
旧ワクワクDBのユーザーも何とか打開策を見つけようと、必死でワクワクメールの新システムの弱点を探しています。これも、アクセス障害の一員になっていると思われます。」
【スクープ】新わくわくDBの試みが、早くも行われる
筆者
「今回のワクワクメールの措置に反発した一部のワクワクDBユーザーが、早くも新たなわくわくDBの開発、リリース(現在は閉鎖)を行っていますが?」
小林
「はい。新わくわくDB(新データベース)はある程度予想されていたことではありましたね。」
筆者
「はい。確かにある程度予想されていたことですが、1週間もせずにリリースされるとは、若干、そのスピードに驚いています。」
小林
「私は、筆者さんとは意見が少々異なりまて、この動きには、あまり驚いていません。今回のワクワクメールのシステム変更は、いささか中途半端なところがありました。
確かに、プロフィールでの会員Noの表示、及び会員Noの検索機能はなくなりました。しかし、いかんせん、これは、急場しのぎの対策と言えます。」
筆者
「と、いいますと?」
小林
「はい。少々技術的なことになってしまうのですが、例えば、プロフ検索画面から、個々のプロフ画面に移る場合、会員Noの情報をサーバーサイドのセッションに格納するのではなく、あくまでクエリストリングで渡しています。
これでは、会員Noを特定するキーが、ブラウザのアドレス欄などを通して、ユーザーに分かってしまいます。
これでは、会員Noが見えにくいというだけで、わかってしまいます。もっとも、本サイトでの会員Noの検索機能が無くなったので、DBで得た情報を元に、本サイトで会員を検索する逆引きはできず、利便性は旧ワクワクDBのようにはいかないですけど。」
筆者
「なるほど。ヒントは残されてしまっているのですね。」
小林
「はい。神情報にあやかることは出来ませんが、気になった相手が業者、地雷かのチェックには、使えるようになり得ます。」
筆者
「今後、ワクワクメールはどうなっていくとお考えですか。」
小林
「はい。これはワクワクメールだけの問題ではないですね。上記で紹介した新わくわくDBのサイトでは、ハピメDBのリリースもすでに行われています。今後は、PCMAX、YYCなどにも波及するでしょう。これらのサイトも、ブラウザのアドレス欄に会員を特定するNo(ID)が表示されていますから。」
筆者
「これは、大変なことになりそうな予感ですね」
小林
「さしずめ、出会い系ビッグバン前夜の様相を帯びています。これをきっかけとして、4大出会い系サイトを中心に、その勢力図が大きく変わっていく可能性があります。今後の動きには、最新の注意が必要です。」
筆者
「そうですね。わかりました。お忙しいとは思いますが、今後も何か動きがありましたら、またよろしくお願いします。」
小林
「はい、こちらこそ、よろしくお願いします。」